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「ボカロも生歌もたいして変わらない!?」 DAWソフトを使って歌を編集するテクニック(後編) process-open13

2016/02/13

デモ音源から完成版まで。楽曲の制作過程を公開します。
今回は、これから公開の新曲「井ノ頭線」を題材に、前回よりさらに深く全体のミックスを中心にパートごとのミックスについて掘り下げていこうと思います。

全体のミックスに関しての記事はこちら
「ここが駄目なら全て駄目!パン、奥行を操る!!」-ミックス、マスタリングのテクニック(前編) process-open10

「ここが駄目なら全て駄目!パン、奥行を操る!!」-ミックス、マスタリングのテクニック(後編) process-open11

ーカロイド編集テクニック

03

【上原翔】
では、choroさんから受け取ったデータで、ボーカロイドはどのように処理したか解説していきます。(前回の記事はこちら)

まず、今回の曲調としてバラード系で、歌も結構ストレートに歌う感じにうまく打ち込んであったので、それほど細かく処理しなくても大丈夫でした。

声の素材は「ベンドの深さ」が8%の方が曲に合っているように思ったので、そちらを使っています。

ず、ボリュームのオートメーション類の処理ですね。

image08

ボリュームのオートメーションは上側の線の方です。
まず初めに、元の状態ではA類のボリュームが凄く大きかったので、フェーダーではなくて、リージョン自体のボリュームを下げました。リージョンから下げないと、Aだけすごくプラグインのコンプが掛かるという状態になってしまうので。

ボリュームが上がっているところがサビの部分ですね。サビになるとオケのボリュームも上げているので、ボーカロイドの音量も上げています。

ボーカロイドは音量の起伏があまり無いので、それほど細かくオートメーションを書かなくても大丈夫でした。これが人間の声だと、小さい所や大きいところの差が大きいので、コンプで補正しきれないところは細かくオートメーションを書いていきます。

余談ですが、僕はあまりオートメーションを細かく書かないタイプなので、書くといってもしれています(笑)細かく書けば良いってものでもありませんが。

下側のセンド2となっているオートメーションはディレイのセンド量のオートメーションです。上に上がれば上がるほどディレイの掛かる量が多くなっていきます。

これはよく使う手なんですが、サビで歌のディレイを上げてよりサビに広がりを持たせるというやり方です。バラード系ではよく使います。

ただ、あくまで、あからさまに分からないようにするのがポイントかと思います。聴感上は静かな所と盛り上がってる所での残響量が同じくらいになっているのが良いかと思います。

はボーカロイドのピッチです。

今回も前曲同様にオートチューンでピッチを少し調整しました。
赤い線が元のピッチで、緑の線が修正した線です。

image02

今回の曲では、ピッチを修正したのはサビの部分だけです。Aなどの静かに歌うところでは現状の淡々としている感じがよかったのでそのままにしています。
サビでは少しA等に比べて勢いよく歌っている箇所なので、あえてピッチをほんの少し上げています。人間って勢いよく歌う所はピッチも少し上ずるんです。それをシュミレートした感じですね。

すごく微妙な差ではあるんですが、こういった細かい事の積み重ねが結構大事です。

は最後に今回のボーカロイドで使ったプラグインを解説します。

image05
前回も使ったMV2ですね。設定は控えめで、ほんの少しボリュームを慣らす程度です。

image06
さらにコンプ。MV2は多少アタックが無くなるので、これで戻すのと多少音を慣らすという意味でもう一段コンプを掛けています。

image03
EQ。ボーカロイドにしては少し低めの音域だったので、中低域が大目に出ていたのでそこをカットしています。あと抜けも多少悪かったので、高域を上げています。

image01
最後にエキサイター。これは声の高域に倍音成分を足すエフェクターなのですが、これをきつく掛けていくとシャーシャーといった音が大きくなり多少ハスキーな声質になっていきます。今回オケのザラっとした感じに合わせたかったのでこれを使ってみました。

ボーカロイドの解説は以上です!

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前回までの記事はこちら
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